
3-1A 就職活動の前に三井物産に対して抱いていたイメージを教えてください。
- 日本を代表する総合商社、社風がオープンである、国際性がある
- 名前しか知らなかった・・・。何してる会社なんでしょう?
- スーパー商社。エリートの集まり。高収入。
- 江戸時代の三井の呉服屋
- 「高嶺の花」:お恥ずかしながら、○○○(関西の某大学)から三井物産にはなかなか入れないんです。どうしてだろ。○○○(関西の某大学)の人材不足か、はたまた、物産のいぢわるか。伊藤忠・丸紅なら、まだ手が届く可能性を感じてました…けど。
- 商社全般的に、なんでもビジネスにしちゃう所
- 体力、知力ともに卓越した商売スペシャリスト
- 組織的というよりは、一匹狼の寄せ集め。よく言えば個性重視の会社。(サークルの先輩を見て)
- かげり行く商社業界のなかでに商事と共に生き残って行くであろう商社
- リスク管理を徹底した上で、物事をビジネスにしようとしているという量よりも質を重視しているイメージがあった。小さいころに起きた、若王子誘拐事件にインパクト(面接でも話したと思う)。
- 最も楽しく仕事ができる雰囲気を持つ商社 人材の宝庫
- 歴史のある総合商社。閉塞感ただよう日本を救うことのできる数少ない会社のひとつ。
- 伝統を有しながらも、それに縛られず新しいものを追求していける企業。

「伝統のある総合商社」「将来性に期待できる会社」といった好意的なイメージが中心でした。
「高嶺の花」はけっこう正直な答えかも。
3-2A 三井物産の筆記試験、面接でもっとも印象に残ったエピソードをお聞かせください。
- 面接では比較的厳しい質問もあったが、しっかりと人間性をみてくれている様に感じた。
- いきなり筆記試験を遅刻してしまった。しかも、試験会場の階を間違え、別の階でエレベーターを降りてしまう。そして急いでいたため、次のエレベーターを非常階段にでてその階へ行くも、その非常階段の扉は外からは開かない仕組みに・・・。結局、17階から非常階段を走っておりながら、各階扉をあけようとして下へ降りていく。そして、結局ついに1階までおりてしまう。「もういいや・・・。」と、試験を諦め、帰りかけた時、一人の女性が息を切らせながら、走って受験しに行くのを目撃。僕も、彼女についてゆき、何とか受験できた。他の採用試験では当然のことながら、遅刻したこともなく、初めての遅刻だった。しかも99%受験自体を諦めていたこの会社から内定。人生複雑。縁って不思議。
- 1次圧迫面接だった.。入っていって,簡単に自己紹介した後この一言「う〜ん,君のような人,うちの会社には必要ないから」って,おいっ!!就職活動初の面接でこれはないでしょう。それからも言うこと成すことすべて否定されでもなぜか2次へ・・・世の中分からん。
- 二次面接で、面接官が他商社について熱く語ってくれた
- 最終面接(関西)を受ける前の控え室での一幕。人事のF次長が、僕に教えてくれた2次面接での評価。 「非常に採用したい人物。が、しかし基礎学力に乏しいため、入社後徹底的な教育が必要…」バレてる…。
- 書くとながくなるので控えます
- 一次面接の朝、遅刻しそうなこととエントリシートを書いていないことに気付いてびっくりしたこと。地下鉄内20分で、ラッシュの中、皆さんに見守られながら奇跡的に書き上げましたが。
- 一次面接、たわいのない会話で面接官と盛り上がる。(カラオケで何を歌うかなど)一体俺の何を見ているのかわからんかった。結局、「君いーね。」と言われる。絶対嘘、とか思いながらも通過。何だったんだ?
- 試験日を間違え多くの友人に会った事
- 最終面接で「あなたはお酒が強いですか?」「どのくらい飲みますか?」「あなたは飲むと脱ぎますか?」「サークルの仲間はどうですか(脱ぎますか)?」と聞かれた。
- 最終面接にロマンティックネタを楽しそうに延々と喋っていたこと(落ちるはずのないコンサルに落ち、何もかも忘れようとグランドで一人サッカーボールを日が沈むまで蹴りつづけていた話とか、東京タワーに登って就職活動の戦場である東京を一望し、就職活動なんて限定した世界の限定された出来事で、こんな小さな世界で苦しんでるようじゃ、社会人になってからましてや世界を舞台に戦えないと、自分を鼓舞した話)
- 「お前をメーカーにやるのはもったいないから、三井にきなさい」と、一次面接で言われ、その場で次に進むことを告げられた。潔いというか、男らしいというか、さっぱりした会社だと思った。
- 最終面接で役員の方とかなり距離をおいて(物理的に)話をしたので、なんか面接というより尋問を受けてるみたいでイヤだった。

面接官によって印象はまちまちですよね。
内定者がこんなに個性的なんだから、面接官の先輩方も個性的に違いない!?
3-3A あなたの抱く「三井物産マン・ウーマン」のイメージをお聞かせください。
- とにかくかっこいい。世界を股にかけているビジネスマン。
- (女性が)男性社員なんかとは比べ物にならないくらい優秀かつ自立している。
- 本当にデキル根っからのバカ。
- ロマン追求系
- 男性は、大酒飲み・女好き。いつも熱い・声がでかい。そして、なぜかみな夢を語りたがる。女性はみな、クレバーな感じ。
- 要領良い、スマート、よくしゃべる
- 優秀で何事もそつなくこなす、が、プライドゆえ泥臭いことは苦手。
- 組織に対してつかず、離れずの距離の人が多い。うまく物産と言うものを利用して自分の肥やしにしている。
- バイタリティーとスマートさを兼ね備えた人材
- ケジメがあり、仕事も遊びもキッチリこなす。要領がよい。
- 溢れるばかりの人間的魅力を持ち、人並みはずれた行動力と高度な思考能力を兼ね備えた人間
- リストラを怖がる人たちじゃない。たとえ首になっても自分の正しいと思うことを、自信をもって実行することができる人たち。
- 自己研鑚への欲求が高い人が多い。

女性は本当に優秀な方が多いと思いますよ。内定者を見ててもそう思う。
ちなみに現役社員の反応は「いやー、これは外側から見たイメージだからねー、実際はもうちょっと違うねえ」(本店管理部門・K氏)とのこと。
3-4A 入社してから心配なこと、不安なことはありますか?
- 特になし。
- 今年のようなピンチにもめげず、来年からも物産名物の「かるがもの横断」見れるかな?
- 自分がこの会社で何がやれ,何をすべきか,そして何を学べるのか。あと,飲み会の誘いが来るかどうか・・・
- 肝臓と胃を壊しそう
- 自分に関しては、無いです。会社単位では、モノ、金、情報、それらすべてがネット上で行き交うようになる時代、商社の存在意義が無くなってしまうそんな時代がいつか来るんじゃないかってこと。
- たくさんあります
- 寝坊すること
- 英語かなー。ELEC(英会話)意味あったんかいな?
- 自分が配属された部署が斜陽事業部であったとき
- 宴会用の一発芸がないこと。仕事に関しても、(楽しみもあるが)やはり不安なところはあります。
- 英語で仕事ができるか、休みはどれくらいあるのか、自分は果たして1人前になれるのか。
- 性格的に接待は苦手だとおもう。でも営業希望(笑)
- 基本的にお子様なので、不安。

確かに自分の部署が斜陽だったらイヤだわな。
ぼくの心配は「睡眠時間が取れるかどうか?」。
3-1B 三井物産もしくは総合商社についてどうやって研究しましたか?
- 知人が勤めていたので、話しを聞いた。
- ホームページ、およびいろいろな人の話を聞く。
- OB訪問と業界研究本
- 資料&HPのみ(仕事内容がいろいろなのであまり重点を置かなかった)
- OB訪問
- 知り合いとかの話しを聞いた
- 兄弟に商社勤務の人間がいたので詳しい話を聞いた。後は、会社からの資料や雑誌で調べた程度。
- 商社の仕事を紹介した市販の本、送付されてきた会社資料
- OB訪問、本、家族、雑誌
- はっきり言ってあまりしていなかった.
- インターネット、あと一時帰国した時点で商社研究などの本を見ました。
- 会社からのパンフや友人からの情報
- 本、教授、OB訪問、雑誌、業界本
- 特にこれといった研究はしませんでした。ただ、両親とも商社に勤めていましたし、近くにそういう人が多かったのでそういう人達から話を聞いていました。

「就職活動で最も役に立ったもの」のアンケート結果にも出ていましたが、
OB・OG訪問が就職活動の大きなウエイトを占めていた方が多いようです。
特に総合商社は、日常生活であまりなじみのない業種ですから、
OB・OG訪問で第一線の社員の話を聞くことはすごく有意義だと思います。
3-2B 内定につながった、自分のアピールポイントは何だと思いますか?
- やる気。
- バランスのよさ。
- 体力(体育会出身)と専門性(大学院で理系)
- ・IT系ベンチャー企業でのインターン&英語
- 理系の院卒で、やりたいことと、やってきたこと、がつながった。
- 知的なところ?
- 変わった人間だから。つまり、他人と変わった視点で物事を捉えることができるから。あとは、やりたいしごとが決まっていたから。
- 夢
- 環境適応能力。海外経験&語学力
- まあ理系だからってとこもあるけどそういうやや専門的な事。あと理系っぽくない雰囲気。
- ”○○大(関西の某大学)出身でアメリカ留学している女”というイメージとは正反対の雰囲気があったからでしょう。少なくとも何人かにそう言われました。 あとはまあ自分の持ってたビジョンと理由付けが気に入られたこと。 英語とかコンピューターなどの訓練が必要でないこと。
- 研究
- 大学時代がんばったこと
- 私は海外経験の長いほうではないですが、それでも「日本人としての」国際性を持っている、ということではないでしょうか。その話が面接時に一番手応えがあったように思います。

いろいろ書いていただきましたが、「運」や「相性」も多分にあるんでしょうね。
就職活動は恋愛と同じ、とはよく言ったもの。
3-3B あなたが働いてみたい国・地域はどこですか?またそれはなぜですか?
- アジア・東欧。自分が旅した中で良いなと感じ、またまだまだ伸びる可能性を感じたため。
- ニューヨーク。すべてが最先端と思われ、そこから得るものが大きそうだから。
- 発展途上国、一から都市開発に携わってみたいから
- アメリカ、昔住んでいてもう一度いきたいから。
- 特にない
- アジア、好きだから
- 中国大陸。東洋史専攻でそれなりにくわしいから。また、中国でやりたい仕事があるから
- 中国、韓国、ロシアあたり。近くて親近感をおぼえる。でも基本的にはどこでもいい。
- フランス・ヨーロッパ。生活したことがあるし、語学力を活かせると思うから
- アジア。オーストラリアなんかいいかな。気候も良いし,自然が多いから.もちろん。まだ行ったことの無い国もいいですよ。
- ラテン・アメリカ:急速な経済発展はビジネスチャンスにつながる。 資源が豊富。政治・社会が脆弱なので逆に面白い。 西洋化か独自の文化を保つのか、これから先がみどころ。 発展経済の理論の実践の場。/ヨーロッパ:去年1年間イタリアにいたのでただただ懐かしい。 商売をするには少し時間と手間がかかるけど逆にすぐ儲けられる地域だとおもう。 コネクションの広げがいのあるところ。 その分の恩恵がまたいい。/中国:とりあえず行ってみたい。 経済的にはビジネスチャンスがころがっている。政治的には日中関係改善に貢献したい。 個人的には史跡を訪れたい。/アメリカ(NY, DC, SFのみ): 既に住んでいるので楽。 物事の動きがわかりやすい。人と仕事がしやすい。 NYならビジネス、DCなら人脈づくり、SFならもっと太平洋向きのビジネス、と飽きない。
- 世界中どこでも
- 基本的にどこでもいい。
- オーストラリアです。自分が昔住んでいたところで、人と気候がとても良いところだからです。

予想外に答えがバラけました。
強いて言えば「アジア地域に行きたい」という人が多かったような。
確かにアジアはこれからも成長マーケットです。
商社の活躍の場はまだいっぱい残されていると思います。
3-1C 最終的に三井物産を選んだ「決め手」は何ですか?
- 面接官の人柄。
- 面接官の社員の方々とお話していて、とても共感がもて、一緒にスケールの大きな仕事をやってみたいと思ったから。
- OB訪問でお会いした3人の先輩と、面接官の方の印象で・・・失礼な言い方ですが、唯一「ハズレ無し」でした。
- 私を唯一ひろってくれた会社だったので。
- 「人の三井」を実感したから
- OB訪問
- 雰囲気が気に入ったから。
- 面接が楽しかった。かっこいい会社だと思った。
- 人の魅力で決めた。こういう人になりたいという人が多かった。
- 自分のことを最も評価してくれた
- フィーリングがあった
- 部活の先輩にOB訪問したんだけれど、その先輩方の雰囲気がとてもよく、この人たちと一緒に働きたいと思ったこと。
- 最終面接での取締役との話
- 物産であれば、その規模、歴史からいって、いろいろなチャンスがありそうだと思った。また、素敵な方が多く働いているようなイメージがあったので、自分もそういうなかで仕事がしたかった。商社の中でも少し大人な感じ。本当(?)の理由は:かっこいい。もてそう。給料高そう。あこがれ。
- 会社組織と社員に強い魅力を感じたから。
- ほかの企業よりも刺激的でした。直感に近いものがあります。

面接官やOBに魅かれて入社を決めた人が多かったようです。
三菱商事だと「会社組織や事業に魅力を感じて」という人がもっと増えるのかな?
3-2C 三井物産に内定したときの周囲の反応はどうでしたか?
- やっぱり、物産か・・・。
- みんな、びびっていた。
- 祖母が喜んでくれたのが印象的でした。
- 別に。何も。
- 「すげーなー。」「おっ、おまえが!」という感じ。
- 自分の第一希望だったので喜んでくれた。
- とても喜んでくれた。父が行っていた会社でもあるので、父も何となく、うれしそうだった。
- うそだろ
- 特になし。
- 親−喜んだ 友人−へ〜すごいじゃん
- 驚き
- マジで?
- 合コンよろしく
- 父親が一番驚いてた。全体的に、「この就職難によくがんばったねえ」という反応。一部には、「これから商社っていらなくなるんじゃないの」という反応。
- 陽と陰の反応があった。まず、周囲のみんなが喜んでくれた&ビックリしていた。そして、これからの商社は不安定な要素が多いと不安がられた。
- 就職難にも関わらず、とにかく決まってよかったとほっとしているようでした。

去年は超氷河期といわれる就職活動でしたから、
三井物産に決まったことの喜びとあわせて、
就職先が確保できたことへの喜びも大きかったですよね。
今年は去年以上の厳しさと聞いていますが、どうなるんでしょう?
3-3C 入社前から将来のスキルアップに向けて取り組んでいることはありますか?
(内定者研修は除く)
- 特にない。
- 英語の勉強。
- 毎晩「ワールド・ビジネス・サテライト」を見ることと、「日経ビジネス」を読むこと。資格とかは特に考えてません。
- 全くなし。今のことで一杯いっぱい。
- 英語が出来ないので、一応英語。
- 英語
- 特にない。
- 学生を一生懸命満喫する
- 英語。
- 特になし
- 特になし
- 英語 (仕事に必要ということもあるけど、英語が上手になって世界中の人とコミュニケーションをとりたいというのがそれ以上にある。)
- ビジネス感覚(営業能力)
- 一生懸命遊ぶ。
- 特に無し。
- 特になし

「特になし」という答えが大半。
最後の大学生活だから、やっぱり遊びたいですよね。
院生だと修論や研究に追われていたという人も多いようで。
3-4BC あなたの10年後はどのような人生を歩んでいると思いますか?
- 想像もつかないし、想像できたらつまらない。
- プロジェクトのリーダーになってばりばり仕事をこなしている。
- 何をやっているかはわからないが、とにかく視界は開けていて、後は進むのみの状況だと思う。
- 他社からヘッドハントの話があるんだけど、物産を愛して止まない・・・そんな物産マンになりたいです。
- 自分で望むことが、努力によってすべてがかなっている、すばらしい人生。
- 海外で都市開発に従事している
- 会社辞めてたりして。
- 将来を睨みながら、物産でバリバリやってる。
- 物産には確実にいないでしょう。
- 家族とともに、明るい人生。
- 自分のやりたい仕事が、具体的にイメージできてそれに邁進している。
- 何とも言えないが、そのころに一度三井物産で働き続けるか、ほかの会社に移るか、それとも自分の力で会社を経営するか考えると思う。
- 今より楽しい人生
- TOEIC720点
- 物産でバリバリ働いている。
- その時になってみないと分かりませんが、少なくとも10年は物産で自分を磨きたいと思ってます。
- 世界をまたにかける商社マン、になってるといいなあ。
- できれば中国関係のエキスパートになっていたい。
- 英語ペラペラになって世界をまたにかけている。 と、うれしい
- 海外で仕事をしている
- 宇宙ステーションにいる
- 分からない。これまた物産の魅力。ただ、いつまでも、とがっている部分をもっていたい。
- 物産で働きつづけてると思う。1回でも海外でまた生活できたらいいな。
- 全く不明。人生の分岐点はたくさんあるから.でもなるようにしかならないし,でも自分で切り開いていくはず
- 考えときます。 いろんなバージョンをいろんな場で言ったあとなので実際はよくわからない。 ただ2−3年後に決定される個人的な問題が多分に影響をしてるでしょう。具体的には今の彼氏が日本やそれ以外の国に来られるのか、そうか私が妥協をしないといけないのか、etc. プライベートな問題が人生に大きく影響する時期にさしかかってるなんて嫌ですね。
- 海外で働いている
- 仕事内容、職場環境にもよると思いますが、そのまま物産マンでいるか、転職しているが、起業していると思います。あるいは再度大学にもどっているかもしれません。
- 何をやっているかは全くわかりません。しかし、いくつになっても気概溢れる人間でいたいと思います。
- 仕事の要領がようやくわかり、もう一度働くことの意味やこれからのいき方を考え直してるかもしれません。
- 想像つかないですね。仕事がマンネリ化してないことを祈ります。

3年先がどうなるかも分からないこの時代に、
10年後の自分のイメージを描くのは大変なことです。
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