B−pro日記

 

唯一の画像入りページかもです。

 

その2 爆発じゃモンね!

時は2月の13日。
われわれ上智大学放送プロデュース研究会の面々は、
なぜか丸の内線霞ヶ関駅B2出口に、
30分遅れでその雁首を揃えていた。
おれは11時集合だと言ったのに、
11時にきていたのはおれ一人だったので、
いつものこととはいえ、少々機嫌は悪い。

で、なぜそんなところに
「社会派」という言葉がこれほど似合わないわれわれが
集合していたのかというと、
月日をさかのぼること約10日、
ラジオ日本というところから、
バイト中だったおれに、
「氷上綱引きやるんですけど来ませんか?」
という連絡がやってきたのがそもそもの始まりである。
どうやら青学アナ研のU大くんの紹介らしいのだが、
「めんどくせーなー」とか思っていると、
(うちのサークルは集まりが悪すぎるので、
人数が必要なイベントは極力避けたいところなのである)
なんと、優勝賞金10万円(!)とのこと。
即日、代表のKはしにTEL、
2人して鼻息荒くして参加を決めたのである。

難航すると思われていた人数集めも、
めずらしくそれほどてこずらずにすみ、
当日を迎えたわれわれは30分遅れながらも
勝つ気満々で「日比谷スケートリンク」とやらにおもむいたのである。

が、よくよく集まったメンツを見てみれば、
明らかに細い。
どのツラみても、デブ、もといポイントゲッターどころか、
標準体重を満たしていそうなやつさえ見当たらない。
とどめは、体重が50キロをはるかに下回る(身長は170くらいあるのに)
S々部のような輩さえいたということである。
他の大学の連中を見てみると、
メンバーに元関脇琴光喜がいるようなところさえある。
われわれはどう見ても最弱であった。

それでも、はじまるまではサークル代表Kはし以下、
全員が「1回戦は勝てるだろう」と、
「次は誰が抜ける?」などという能天気な会話を交わしていたのである。
われわれの1回戦の相手は、体格的にもわれわれの次に貧弱である
青学アナ研であった。
そこにいた全員が、まさか20秒そこそこのレコードタイムで
記録的敗退を喫するとは思ってもおらず、
終わったあとも、笑顔を絶やすことはなかった。

「勝ったら2日目もあるから、明日も空けとけ」と
連絡をまわしていたわれわれの前には、
延々2日間もの空白ができてしまったのである。
確かに会場の司会者はどうしようもなく寒かった。
しかし、おれたちも劣らず、寒かった。

「何のために、今日、こんなところまで来たんだろう?」

その後、メシ喰って、高田馬場の雀荘でウーロン茶を飲みつつ、考えた。

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その1 臭いものにはフタしとけ


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